【ディアラバ】トリップしたら男でヴァンパイアになってました。
第5章 第五章 何が何だか……
とりあえず、部屋に案内されたので休憩をとることにしました!
さすがにあんなにたくさん食べたら太りかねないけど…。
「今の自分、男だからどうなるのか分からないけど。」
太るのかもしれないし、太らない体質なのかも…。
太らないほうが私としてはありがたいんだけどね。
コンコン「君、いますか?」
この声は…ユイちゃん?
どうしたんだろう。こんな時間に。
「あいてますよ。」
ガチャ「すいません…。少しお話がしたくなって。」
「別に大丈夫ですよ。僕もすぐには寝るつもりではありませんでしたから。」
「ならよかったです。」
ユイちゃんがふわりと微笑む。
可愛い…女の私よりも可愛いなんて…神様は不公平です。
「何の話がしたいんですか?」
「あ、いえ、そこまで話したいことがあったわけではないんですけど…寂しかったんです。」
「…そうなんですか?まぁ、僕も寂しかったので助かりました。」
ユイちゃんが少し照れたように言うから、私は微笑んで言葉を返しておきました!
~とある部屋~
「…やはり、帰ってきてしまったか。いや、いつかこうなることは想定してはいたが…。」
カールハインツは一人暗い部屋でごちていた。
帰ってきたとは誰のことなのか。
それは彼にしか分からない……。