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【ディアラバ】トリップしたら男でヴァンパイアになってました。

第5章 第五章 何が何だか……


「へ?晩餐会?」

「うん。たま~に開かれるんだ。カールハインツによってね。」

家(といっていいのかわかんないけど)に帰ってきてライト君に言われた一言がこれ。
晩餐会…とな?

「する意味ないと思うんだがな。」

「まぁ、すると言っているんですから、何かしらの意味はあるのでしょう。」

「俺には関係ないがな。」

「それに…僕も呼ばれているんですか…。」

晩餐会があるのは知ってた。
けど、それに無関係な私が行くのは違うのでは?

「それが、招待状に貴方の名前が乗っていたんですよ。」

「え?」

「『久しぶりに会えるのを楽しみにしている。』だってさ~。君、知り合いなの~?」

「そんな!会ったことないんですよ!?」

そう。私は会ったことないんだ!
なんたって、三次元にいたんだから。
会うことすら無理なんですよ?

「なんでもいいですよ。晩餐会は明日です。精々恥の無いようにしてくださいね。」

「はい。善処は…します。」

カナト君に警告されてしまった……。
けど、まだ二日しかここにいないけど、わかったことがある。
皆、ヴァンパイアには優しいんだね。
ユイちゃんには…相変わらずSなんですけども…。
けど、会えるのを楽しみにしている…か。
会ったことないんだけどなぁ~?

「あの…君。」

「何ですか?」

「その晩餐会……私も行くみたいなんです。」

「そうなんですか?」

「はい。個別に……私宛に招待状が来たんです。」

そう言うと、ユイちゃんは私に招待状を見せてくれた。
何々?

『君には私の息子が迷惑をかけているみたいで、すまない。そのお詫びとして、ぜひとして晩餐会に来てほしい。大丈夫。息子達とは別の部屋でおもてなしさせてもらうよ。』

と、書いてありました。
………なんか一波乱の予感。
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