【ディアラバ】トリップしたら男でヴァンパイアになってました。
第3章 初めまして、お世話になります
「あ、そうでした。さん。あなたも学校に行きますからね。」
「大丈夫です。そうだろうと思っていたので、手続きはもうしてあります。」
「うそ~。準備早いね。」
「僕の感がそうしろとささやいたので。」
何それとライト君が笑う。
普通に笑ってたら可愛いな~……。
ハッ!?私は今何を考えて…!?
「ところで…あんたは一体何者だ?」
シュウさんが私に聞いてくる。
何者…とは?
「すいません。何者ってつまり…?」
「簡単な話だ。お前は普通のヴァンパイアなのかそうじゃないのかだ。」
「あー。そのこと…ですか。」
すいません。それ一番私が知りたいです!
だって、ねぇ~?
トリップしたのはまだいい。
性別まで変わるとかまったく予想してなかったからね!?
「シュウさん。あんまり責めるものじゃないよ?その子困っちゃってる。」
どこかからか、ふわふわ~とした声が聞こえた。
…え、誰の声?
「いつからいたのですか。ユマ。」
「皆が食事をする前から、かな~?」
うん…?ユマって誰?
そんなキャラディアラバにはいなかったよ…?
「初めまして。僕はユマって言います。よろしくね。」
リビングのソファでいつの間に入れたのか、ココアを飲みながらこっちを見てふわふわしている人が。
…女性?男性?
「あ、ユマ!おはよう。今日の分の血はもう摂取したの?」
「それはまだ。やっぱり吸血するのはまだだめみたいで…。」
ライト君とユマ…さん?が仲よさげに会話している。
えーと、本当にどちらさまで?
「ライトの幼馴染で、ヴァンパイアでありながら血が苦手で吸血も上手く出来ない方です。」
「え…。そんなヴァンパイアいるんですか?」
「私も最初にお会いした時は驚きましたが、どうやら血が苦手というのは本当のようです。」
二人の会話の内容から、本当なんだろうなとは思うけど、正直信じられなかった。