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第1章 じっくり
「帰ろーぜぇ」
ひょっこり俺の前に現れてそういった。
「今日も何もないんだよなぁ、邪魔していいか?」
「別にいいが…」
「おう、じゃあ邪魔するぜ」
そう言うとエルは昇降口で先に待ってると言い行った。
待て、と言って手短に荷物をまとめてエルの隣についた。
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