• テキストサイズ

[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第9章 計算と本音【澤村 大地】



校門で道宮を待っていると

「お待たせ」

という声がして
振り返る。

そこにはいつもより女の子らしい?
道宮がいた。

(なんだ?
…なんかわからんけど違和感…)

後ろから
「じゃ、頑張ってー!」

と小声で言って
俺らを追い抜かして帰路に着く相原。

「??」

俺は頭に?を浮かべたが、

道宮が歩き始めたので
合わせて歩き出す。

「で、どうした?」

なかなか話し始めない彼女に
話しかけてみる。

「あ、う、うん…

えっと…その…」

なかなか進まない会話

道宮がどう言葉にしようか
悩んでいるようなので
俺はじっと彼女の言葉を待つことにした。


そして、10分程たち、
学校前の坂を下り終えた頃に

「え……っと……

わ、私にしたら…どうかなって…//」

と、道宮が話し始めたが

「道宮にする?
どう…って?」

訳が分からなかったので、
聞き返してしまった。

道宮は顔を真っ赤にしながら

「あ、その…
〇〇ちゃんじゃなくて…
私にしたら…って。

澤村の彼女…///」

と、補足して話してくれた…

俺はようやく意味がわかったが

「なっ…//」

間髪入れずにNOと言えなかった。

これがよくなかった。

グイッと俺の手を両手で包み込んで
赤らめた顔を近づけてくる道宮。

(せ、積極的すぎでは?//)

「だって、学校ではいい噂ないじゃん?
澤村は優しいから…

騙されてるんじゃないかって不安で…//」

目に涙を浮かべる彼女…
俺の腕が彼女の胸に当たって
彼女の制服のボタンが
第2くらいまで開けられていることに気づく。

よく見ると
唇も艶々していて色っぽい

「っ、まっ、まて…道宮!」

迫り来る道宮を
引き剥がそうとしたその瞬間

『なーにしてるのかな?♡』

俺と道宮の顔の間に
□□の顔が現れた。




/ 129ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp