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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第9章 計算と本音【澤村 大地】




*澤村side*

日が暮れる頃

部活が終わり
部室に戻ろうとしていると
体育館と校舎を繋ぐ通路で

「澤村っ!」

と、女子の声に呼び止められた。

「おわ、どうした?道宮?」

声の主は女バレの主将
道宮 結だ。

女バレも今終わったのか
練習着のままだ。

「あ、あの…
今日、一緒に帰れないかな?

その…主将として、
色々と相談したいというか…」

少し照れくさそうに
うつむき加減でこんなことを言う道宮。

前も道宮は「チームメイトをどう引っ張ればいいか」
なんて悩んでいたから

またそんな相談かな?と

「いいよ。校門で待ってて。」

と言った。

「うん!ありがとう!」

と、パァっと明るい笑顔で
部室の方に走っていく。

俺もさっさと身支度を済ませるために
部室の方に向かった。

部室に戻ると
隣の部室の電気が消えていて
もう□□も帰ったんだな…
なんて思った。

でも、道宮と帰ってるのがバレたら
なんて怒られるだろう?

(なんか怖いな…)

俺は清水と口論していた□□を
思い出して
ブルっと体を震わせて
そそくさと身支度をはじめた。



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