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古きパートナー

第5章 トラウマ


白川側

意識が薄れる中、誰かが僕の名前を呼んでいる

仁「!大丈夫か!」

僕の意識は戻った

目の前には仁王君がしゃがんで心配そうな顔をしている

『大丈夫です』

正直これ以上はヤバい

『少しだけ落ち込んでいるのです』

仁「?」

『親に連絡を取ったのはいいですが優真の母親には泊まり会と言って嘘をついてしまいました』

正直に心苦しい

あれだけ優しくして貰いながら

嘘をつくなんて

仁「お前さんは正直者なんじゃな」

『いえ、僕は大嘘つきです』

仁王君が僕を見つめる

仁「かもしれんな」

仁王君は笑った

仁「これからどうするんじゃ?」

『一度、着替えを取りに戻ります。優真の母親も寄ってくれと言われましたので』

仁「そうか、なら俺も一度帰ろうかの」

『着替えですか?』

仁「それもあるが」

仁王君は僕の耳元で囁いた

仁「お前さん限界じゃろ」

『!!』

仁「やっぱりな」

仁王君が離れると顔には悪戯っぽい笑顔

『そうです』

仁「なら、途中まで送って行ってやんよ。また途中から合流すればええ」

『わかりました』

仁王君は立ち上がって僕に手を差し伸べた

僕は掴もうとしてしまいそうになり途中で止めると

仁王君が僕の手を引っ張った

仁「遠慮はいらんぜよ」

僕達は幸村君の元へと戻った






幸村側

幸「じゃあ、1回帰るんだね?」

仁「そうじゃ」

幸「じゃあ、俺達の1回帰ろうか」

柳「精市が言うのなら」

柳生「そうですね」

ジャ「ああ」

丸「帰るのかよぃ」

真「白川、優真はしっかりと見ておこう」

『ありがとうございます』

白川の顔色が悪くなっている

元は体調不良だったんだ

これだけ耐えているほうがすごい

幸「じゃあ、真田後は任せたよ」

真「ウム、わかった」

真田家を後にした






幸「仁王」

仁「なんじゃ?」

幸「ついていくんだろ?」

仁「まあな」

柳生「では、私達が取りにいきましょう」

仁「おん」

仁王から家の鍵を預かった

幸「彼に、無理はいけないと言っておいて」

仁「わかったぜよ」

俺達は仁王に任せて着替えを取りに行った






(ねえ、うp主さん?文字数をこれで稼がないでね)
(メタ発言ダメですよ幸村君)
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