• テキストサイズ

古きパートナー

第5章 トラウマ


仁王側

『仁王君はここで待っていてください』

この前の河原に来て居った

橋の下で雨宿りをしていると白川は言った

『すぐに戻ってきますので、これ以上は来ないでください』

仁「優真の荷物はどうするんじゃ?」

『家はすぐ近くなので問題ありません』

どうしても行かせたくないらしいな

謎が多いな

『では、行ってきます』

仁「おう」

白川はあんな状態なのにも関わらず

走って行った

仁「ゆっくり行ってこればいいのにのう」

俺は寂しく川でも眺めながら

今までの白川を思い出す事にした






白川側

僕は急いで自宅へと向かった

家に帰ると都美子さんが心配そうに玄関で待っていた

母「そんなに慌ててどうしたの?」

『嘘をついたので謝りに』

母「でも、泊まる事は嘘じゃないよね?」

『はい』

優しい、優しすぎる

僕は都美子さんや誠さん優真の優しさに溺れている

これ以上はいけない

甘やかさに優しさに

これ以上はダメなんだ

母「学校の先生から全部聞きました」

『はい』

母「私と誠さんはね、あなたと優真が無事ならいいの」

『......』

母「嘘をついたのも、私達に心配させないためだよね?」

『はい』

僕は眩しすぎる都美子さんを見れなくなった

母「大丈夫よ、責めたりはしてないわ」

『しかし』

母「あなたは優しい子よ」

都美子さんが僕の頭を撫でている

『僕は、優しくなんか』

母「優真のために戦ってくれたんでしょ?それだけでも優しい子」

『......』

母「優真はどうしているのかな?」

『同級生の家で寝ています。疲れただけだそうです』

母「そう」

笑顔だけど心配している

母「荷造りはしてあるから持って行ってね」

『ありがとうございます』

僕は都美子さんから鞄を受け取った

母「念のために2日分入っているわ。もう1日泊まれたら泊まってきなさい」

『わかりました。ありがとうございます』

母「いってらっしゃい」

『行ってきます』

僕は自宅を後にして

仁王君の待っている河原まで走った






(連続でネタ切れか?うp主さんよ)
(ネタはあります。というかメタ発言ダメですって)
(プリッ)
/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp