第5章 トラウマ
白川側
仁「お前さんは子猫のために命を張るなよ」
仁王君は真剣に言っている
だけど
『すいません、助けれるものは助けたいので』
僕は2匹の子猫を撫でながら言った
仁「はぁ......、早よ真田家に行くぜよ」
『わかりました』
僕は子猫を持ったまま仁王君と真田君の家に向かった
幸村側
柳「もう、そろそろこちらに来る頃だろう」
柳生「そうですね」
俺達はすでに真田の家で寛いでいる
南「優真君は大丈夫でしょうか?」
幸「疲れて寝ているだけだよ」
俺達は優真を見た
座敷に布団を轢いてそこに寝かせている
移動中は全く起きる気配がなかった
楽には楽に運び出せたのだが
真「ジャッカル」
ジャ「す、すまねえ、真田」
丸「わ、わりぃ」
ジャッカルが丸井のちょっかいに負けそうになり
背負っていた優真を落とす所だった
ピンポーン......
南「あっ!」
インターホンが鳴ると三輝が駆け足で玄関に行った
真田も遅れて行った
南「何ーーー!!かわいいーーーーーー!!!!!!」
玄関から三輝が走ってきた
南「見てください精市!かわいい子猫が2匹も!!!」
三輝はかなり興奮している
黒と白の子猫の体を一生懸命に拭いている
玄関から真田と仁王と白川がやってきた
丸「2人共、お疲れぃ~」
途中で寄ったコンビニでペットボトル飲料水を買った丸井は
2人に渡していた
仁「サンキュー」
『ありがとうございます』
南「この子達はどうするんですか?」
『僕が一様飼う予定ですが』
南「まあ、私の所はペット禁止だからね」
柳「2匹も飼うのか?」
『はい』
柳生「名前は決めているのですか?」
『いいえ、ですが、ややこしいのは嫌いなので見た目のままで』
幸「確かにね」
ジャ「シンプルの方がかわいい事もあるさ」
丸「うわー、ジャッカルがかわいいなんて言ってる」
ジャ「悪いかよ」
この2人は仲良しだね
幸「それで、学校の方はどうだった?」
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仁「撒くには撒いたが、月曜日以降が心配じゃな」
『校内でも捕まる事はありませんでした』
仁「裏門を使ってきた」
幸「そうか」
ここで仁王が裏門を使うなんてね
まあ、正門はあの後ガッチリ固められていたしね