第2章 一度目の春
『どうかしたんですか?』
母「それがね。優真が学校で何かをやらかしたらしいの」
いつものこと
だけど、電話をしたきたと言うことは自体はいつも以上によくないらしい
母「同級生と何かもめて怪我をしたらしいの」
優真が喧嘩をしたのか
しかも怪我までしているのか
母「今、買い物をしている最中なんだけどレジが混んでいてなかなか優真の所にいけないのよ。代わりと言っては申し訳ないけど、行ってもらえないかしら?」
『ええ、わかりました。今すぐ向かいます』
母「ごめんなさいね。私も早くに行くわ」
『はい』
携帯をポケットの中にしまって仁王の元へと戻った
仁「どうかしたんか?」
心配そうな顔をしている
『友人が学校で何かをやらかしたらしいので向かえに行きます』
仁「そうか。それは残念じゃの」
『僕も少し残念です。それでは、失礼します。』
席に置いてあった鞄を取りその場を後にしようとした時
仁「白川」
『はい。なんでしょうか?』
仁「え、あー。なんでもない。止めてすまんかったな」
『?いえ。それでは』
僕は優真の通う中学校へ行った
仁王側
俺も白川と別れたあと弁当を食べに屋上へ戻った
しかし
なんか違和感があるのう
一体なんじゃ?
そんなことを考えていると屋上への扉が見えてきた
幸村側
音のしたほうに目をやると仁王が帰ってきた
丸「どうだった!どうだった!!」
仁「なんじゃいブンちゃん。興奮して」
丸井はさっきの話を聞いてから興奮しているみたいだ
柳「少しは話せたのか?仁王」
仁「さっそくデータ集めか参謀」
柳生「ここにいるみなさんは白川君のことが気になっていますからね」
真「うむ。して、話した感じはどうだったんだ?」
フフフ、みんな気にしているみたいだ
まあ、俺も気になっているけど
仁「そういえば、気になったんじゃが」
仁王が話し出した
仁「ブンちゃん。アイツにいつ気がついたんじゃ?」
丸「そりゃー......あれ?いつからだったっけ?」
仁「ジャッカルも」
ジャ「言われて見れば」
?どうなっているのかな?これは
なんで仁王はそんなことを聞いてくるんだ