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古きパートナー

第5章 トラウマ


白川側

ナイフなどがこちらに向かってくるが

単調な動きをしているので簡単に避ける事が出来る

そして、後は相手の後ろに立って無力化

殴りはしないが

投げたり、捻ったりする

僕が今1番気にしているのは

あのお頭ってやつだ

味方が倒されているのにも関わらず

微笑んでいる

『不気味ですね......』

20人の不良は地面にみんな倒れている

『はぁ......』

最近、ため息が多いな

なんて事を考えていたら

『!』

また石を投げてきた

僕は後ろにいる優真達を思って素手で掴む

流石に痛いです

お頭「お前の瞬発力は恐ろしいな」

『それは、どうも』

僕は握っていた石を校庭に放り投げた

お頭「こんなにも強いのにどうして学校生活なんてつまらない場所にいるんだ?」

『あなたに聞かせる回答がありません』

ブチッ

お、明らかにキレた音が聞こえた

お頭「そうか、そうかよ。じゃあ......」

お頭はナイフを取り出し

お頭「死ねーーーー!!!!!」

こちらに走ってきた

僕は構えようとしたが

『!』

足が動かない

足元を見ると倒したはずの不良が2人係りで足を掴んでいる

これはまずいね

僕は足元を振り払おうとするが

不良1「無駄だぜ」

不良2「俺達はしぶといんだよ」

『そうですか』

僕はしゃがんで2人の後頭部を思いっきり殴った

不良1「ぐはっ!」

不良2「いぎっ!」

2人は完全に伸びた

立ちあがって前を見るともうそこまで来ていた

僕は体を後ろに倒すが

『チッ...!』

お頭「へへ」

左腕を掠めた

上風「氷月!」

南「白川君!」

僕は後ろに体を倒したままバク転をし

優真達の目の前まで下がってしゃがんだ

左腕を見ると血が流れている

『長期戦はやめておきましょう、授業も始まりますし』

立ち上がって男を睨む

お頭「さっきは外しちまったか、次は当てるぞ?」

僕は言葉が終わるのと同時に走る

男は僕に横殴りにナイフを振って来るが

僕はしゃがんで男の前のめりになっている懐に入り込んだ

そのまま僕は男の腹に強烈な肘打ちをお見舞いした

お頭「うおっ!!」

男は大きく後ろに吹き飛んだ

僕は男の前に行った

『もう、二度と来ないでください」
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