第4章 フラグ回収は準2級
忍「フゥー、ようやく終わったんか」
向「なんか、食って帰ろうぜー」
宍「そうだな」
芥「疲れたー、眠いー」
滝「滋郎はいつも眠いじゃん」
こっちもこっちで個性がある
1人は途中で寝てたような
気にしたら負けかな......何に?
部長達は集まって今回の反省と挨拶をしている最中だ
コート整備も終わった
ボールの数も確かめた
ドリンクボトルの回収及び洗い終了
タオルもしまった
やり残しはない
手「よし、帰るぞ」
跡「帰るぜ」
幸「じゃあ、解散」
全員「「「はい!!」」」
皆は元気に返事をすると帰って行った
では、僕も......
幸「白川」
『はい』
幸「少し待っていてくれないかな?今日のお礼をみんなでしたいんだ」
『せっかくのお誘いですが、家の用事がありますので、お先に失礼します』
幸「そうか、それじゃ仕方ないね。また、今度誘うから」
『はい、今日はありがとうございました』
僕はお辞儀をし家に帰った
幸村側
切「部長!どうだったんッスか?」
部室に入ると目を輝かせている赤也
幸「家の用事があるからって断られたよ」
柳「白川を誘っても断られる確率98%」
切「高くないッスか?」
仁「というか部室の中を見てみんしゃい」
柳生「とても綺麗に整理されてます」
俺は言われて見回すと床が見えている
前の部室では足の踏み場があやふやだったのに
今では床が全面的に見えている
丸「誰が掃除したんだ?」
ジャ「少なくとも朝までは変わってなかったよな?」
真「ああ、そうだ」
うーん、心当たりが1人しかいないんだが
柳「おそらくだと思うが白川ではないのか?」
柳生「なぜですか?」
幸「お昼休憩の時間かな?」
全「「あ」」
皆気づいたようだ
仁「だから木陰で休んでおったんか」
幸「いつの話だい?」
仁「昼休みが終わる10分前くらいだったかのう」
丸「白川でも疲れを知っていたのか」
幸「みたいだね」
そう言えるくらい彼はよく働いてくれた
仕事の覚えは早い
作業の効率を考え行動をする
皆の怪我まで気づく
これほど揃っていては申し分ない
幸「あのまま、マネージャーをしてくれると助かるかな」
柳「断られたらどうするんだ?」
幸「フフフ」