第4章 フラグ回収は準2級
幸「さあ、さっそく練習を始めよう」
幸村君の一声でテニス部の練習が始まった
僕は幸村君の近くへ行った
『幸村君、少しいいですか?』
幸「ん?なんだい?」
『更衣室に取りに行きたい物がありますから、少しこの場を離れてもいいですか?』
幸「うん、いいよ。すぐに戻ってきてね」
『わかりました』
僕は更衣室へ走って行った
幸村側
何を取りにいったのかな?
幸「赤也」
切「なんスか?部長?」
近くにいた赤也を呼んでみる
赤也は近くだけど走ってきた
幸「どうだった?彼」
切「うーん、嫌な感じはしないんスけど、俺はちょっと苦手ッス。でも、丁寧に仕事を教えてもらったッス!」
表情が読めないからだな
幸「笑ったりした?」
切「え?するんスか?笑ったりとか?」
どうやら表情は変わらないようだ
幸「さあ、仕事をしっかりとやってくれよ、赤也」
切「ウ、ウィ~ッス......」
白川側
テニス部部室前まで走って戻ってきた
これ以上、仕事放棄はいけないと思ったから
眼鏡を掛けると視界は少し暗くなった
これがちょうどいいのだ
向うから切原君が慌てて走って来た
切「先輩!早くしないとドリンク作りが間に合わないッスよ!」
『わかりました、すぐに作ります』
切「俺も手伝うッス!」
『ありがとうございます』
僕達はドリンク作りのためにウォータークーラーまで走って行った
切原君が運んでくれていたようだ
幸村側
跡「幸村、切原がいるのはわかるけどよ、あいつは誰だ?」
跡部が急に質問をしてきた
立海以外はかなり気にしているようだ
幸「そうか、紹介してなかったね」
手「......」
俺は皆の方へ向いた
幸「彼は今日1日だけのマネージャー、白川氷月だ」
全員「「「1日!」」」
みんな驚いているようだ
不「どうして1日だけなのかな?」
柳「彼は元から家の用事を優先していてな、無理やり頼んだのだ」
忍「無理やりに頼んだらよくないでえ」
真「マネージャーがいなかったからな」
乾「男でマネージャーをやるなんてな、データでも取ってみるか」
向「アイツ、あんだけ走っても息あがってないぜ」
白川は赤也と一緒にドリンクを走って運んできた