第2章 一度目の春
仁「おーおー、どうしたんじゃいブンちゃん」
丸「こ、購買に、イケメンが」
なーにをいっておるじゃい
幸「どういうことかな」
ジャ「購買で昼飯を買っていたら銀髪のやつがきたんだ」
丸「そしたら、すっげぇイケメンでさ」
仁「!!」
俺はそれを聞いて屋上を飛び出した
幸村側
仁王が走っていった
あの仁王が男の情報を求めているなんてね
幸「クスッ」
丸「な、ななな、なんで仁王が飛び出していったんだ!」
ジャ「悪いもんでも食ったのか......」
真「精市、何を話していたんだ」
幸「ん?知りたいかい?」
丸「早く教えてくれよぃ!!」
ジャ「俺も聞きたいぜ」
幸「はあ。蓮二、お願いしてもいいかな?」
柳「わかった。精市」
幸「苦労かけるね」
蓮二は今までの事を全て要約して言った
柳「......と、いうことだ」
丸「ああ、確かに無表情だったな」
ジャ「だけど。なんか、こう。不気味ではないが」
丸「ああ。」
幸「どういうことだい?」
俺は2人に聞いた
なんだか少し怯えているようにも見えた
ジャ「無表情だからと言って不気味でも怖い訳じゃないんだ」
丸「ああ、なんつーか、こう。掴めない感じで」
柳「何を考えているかわからない、と」
丸「うーん、まあ。そんな感じだな」
ジャ「なんか少し違うけどな」
真「ふむ、聞いているこちらとしては何者なんだ?」
柳生「これは走って行った仁王君に後で聞いてみましょう」
幸「そうだね。弁当は忘れてったみたいだから取りにくるだろう」
俺自身もただの男には興味はないが
あれだけのことを聞くと少しは興味が湧いて来た
幸「それで、今日から部活なんだけど。もちろん持ってきたよね?」
柳「ああ、ラケットも今は教室に置いてある」
真「うむ。俺も教室に置いてある」
柳生「私もです」
ジャ「もちろん」
丸「げ、忘れてきた」
真「丸井!たるんどる!!」
(丸井には最初グラウンドを50周くらい追加をしておこうかな)
(えっ!は、走ってやるよ。ジャッカルが)
(俺かよ!)