第4章 フラグ回収は準2級
白川側
今日は土曜日
僕は大型店舗の中のスポーツ用品店にいた
幸「蓮二、これだったか?」
柳「ああ、それの在庫が1番減少している」
テニス部メンバーで見に来ていた
昨日僕はあのまま帰ったあと携帯に一通のメールが来ていた
〈物資の事についてまで任せた覚えはないが礼を言う。明日もし暇であったら俺達と一緒に買い物をしてくれないだろうか?〉
柳君君からのメールであった
〈もしよかったら駅前10時に来てくれ〉
こんなメールが来てしまったら断れない
まあ、紙の端っこに小さくメールアドレスを書いたのだ
連絡用にだけど
柳生「これも紙に書いてあった物ですよね?」
『はい、そうです』
そんなことで今に至る
真「ジャッカルと丸井はどうした?」
柳「青学と氷帝に明日の事をまとめた書類を配達してもらっている」
いわゆるパシリである
仁「お前さん、そんな格好をして暑くないんか?」
僕は半袖の上に長袖のパーカーを着こなし長ズボンのジーンズを穿いている
他から見ると時季外れの格好でもある
『暑くありません』
仁王側
長袖長ズボンって、時期がのう
もうすぐで梅雨入りするのに
汗1つ流しておらん
仁「お前さんすごいのう」
すごいを通り越して呆れてはおるんじゃが
まあ、冷房はそれなにり効いておるし
しかし、今日の白川はこっちを向かん
昨日の事でも引きずっておるのか?
俺は、もう気にしてはおらんのに
仁「のう、幸村。白川を少し借りるぜよ」
幸「ん。いいよ、すぐに戻ってきてね」
仁「そのつもりじゃき、行くぞ」
『?』
俺は白川を用品店から連れ出し1番近いベンチに座らせた
仁「ここで、待っときんしゃい。動くなよ」
俺は自販機に飲み物を買いに行った
白川側
僕は仁王君に連れ出されてスポーツ用品店の目の前のベンチに座っている
仁王君は僕に何か用事があるみたいだ
昨日の事だろう
仁「ほれ」
仁王君が何かを投げてきた
飲料水だ
仁王君は僕の隣に座った
仁「昨日なんじゃけどな」
やはり、昨日の事であったか
仁「正直お前さんが怖く見えのう」
『......』
仁「それでも、お前さんと話しをしてみたくてな」
仁王君は僕を見て笑っている
なんでだ