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古きパートナー

第4章 フラグ回収は準2級


仁王側

こんなにも腫れあがっている腕は初めて見た

柳「今日はずっとこんな腕だったのか?」

『いえ......』

白川が口ごもっておる

初めてかもしれんな

柳「!今日の体育の時間だな」

参謀が何かに気付いた

真「体育の授業に何かあったのか?」

柳「ああ」

来週行われる球技大会に合わせバスケの練習をしていたようだ

他の男が白川に無意味なほどにパスを投げたという

特に作戦会議もしていなかったので参謀はここを不信に思ったらしい

授業が終わった後に声を掛けたが大丈夫だと言う

ジャ「おいおい、それって......」

丸「イジメ、か」

『僕は平気です』

白川は無表情で言う

仁「平気なもんか。これ以上ひどくなってしまうぞ」

仁王の言う通りだ

『本当に僕は平気です。皆さんに迷惑を掛けないようにします』

俺は今のやり取りで少しイライラしておった

案の定、やってしもうた

仁「何が平気じゃ!こんなにも腫れた腕じゃまともな仕事も出来んじゃろ!!」

『!』

仁「俺らはそこまで頼んどらん!お前さんは自分の体をもう少し気遣うんじゃ!!」

幸「仁王、そこまでだ」

幸村が俺を止めた

俺はキレてしまったようだ

しかも、白川の胸倉を掴み上げている

仁「......すまん」

俺は冷静さを取り戻し掴んでいた胸倉を離した

『いえ、僕の方が悪いのです。これからは気をつけます』

白川は俺達全員に誤った

なんで、俺はキレてしまったんじゃ

『柳君、これを渡しておきます』

白川はポケットから1枚の紙を出し参謀へ渡した

『僕はこれから予定がありますので、お先に失礼します』

そういうと白川は走って部室へ行った






柳側

俺は白川から渡された紙を見た

柳「ほう」

幸「何が書いてあったんだい?」

紙には足りなくなっている物資が事細かに書いてあった

真「かなりの仕事だな」

幸「このまま残ってくれると助かるんだけどね」

柳生「それでどうしますか?」

幸「明日は部活が休みだから皆で買いに行こうか」

丸「白川はどうするんだよぃ?」

紙を良く見ると下の方に小さな字で何か書いてあった

柳「精市、誘ってみないか?」

幸「連絡手段はあるんだよね?」
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