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古きパートナー

第4章 フラグ回収は準2級


白川側

僕の腕は自身が驚かされるくらいに腫れて居た

針で突けば風船のように腫れつしてしまうんじゃないかってほどだ

だけど痛みはそこまで感じない

動いて特に支障があった所はないと思っただけだ

僕は痛みに対して鈍感なのか

と、思うだけだった






柳側

こんなに腫れ上がっているのに

よくここまで活動が出来たものだ

今日の部活はもう間もなく終わる

俺は白川が左手で持っている救急箱を取り上げた

白川は不思議そうにこちらを見ている

柳「そこに座れ」

俺は白川の後ろにあるベンチに指をさした

『わかりました』

白川はおとなしくベンチに腰かけた

俺は腰かけた白川の目の前にしゃがんだ

柳「本当に痛くないのか?」

『はい。ほとんどですが』

表情は変わらない

俺は腫れている所を確認するように少しずつ抑える

1番赤く腫れあがった所を抑えると

『ッ.....!』

初めて白川の表情が変わった

変わったと言っても一瞬だけだ

しかも、そこまで変わらない

俺が確かめていると

幸「蓮二、何かあったのかい?」

幸村が後ろから声を掛けてきた

柳「ああ、この前言った白川の怪我が悪化していたので手当に入る所だ」

幸「!大丈夫かい!」

精市もかなり驚いている

丸「幸村ー、ブラシ掛け終わったぜー」

真「片付けは全て終わったぞ」

皆がこちらに来てしまった

柳生「おや?白川さん。どうかなさったのですか?」

『なんでも、ありません』

白川は捲って上げていた長袖を戻しその場を走って逃げようとした

仁「こら、待ちんしゃい」

『ッ!』

仁王に右腕を強く捕まれていた

白川は仁王に捕まれたのがかなり痛かったのかその場に崩れた

丸「仁王!何してるんだよぃ!」

柳生「仁王君!」

崩れた白川は右腕を強く抑えている

ジャ「やりすぎじゃねえのか」

柳生「大丈夫ですか?」

柳生がベンチに戻した

幸「見せてもらおうか?拒否権はないよ」

白川は渋々と腕を出した

「「!!」」

皆は驚愕したようだ

俺も初めて見た時は驚いた

俺は救急箱を開けて手当を始めた
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