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古きパートナー

第3章 大きな過去と小さな現実


【現在】

そしてここで再会したのも運命ってヤツか?

神様ってやつも最低だな

『お話しはまだですか?』

藤「ああ、そうだった」

俺はコーヒーを一口飲んで今に集中した

藤「担任の先生からな、これが届いたんだ」

俺は持っていた紙を1枚机の上に置いた

藤「見覚えは?」

『覚えはあります。だけど、これはこれで正しい回答をしいました』

進路希望調査の紙だ4月の下旬に1年生全員に配られた調査書だ

だけど、1人だけ

そう白川はだけは希望の欄に不明と書いてあった

進学校のこの学校では勿論の事だが進学に多くの希望を書いたのが大半だ

それでも就職と書いてあった物も少なくだがいた

だけど、どちらかを決めなければいけないのに対し

こいつだけは不明と書いてあった

プロ野球選手と書いてあってりした

ああ?なんだって?もうこれは進路希望調査じゃないって?

しってらぁー、でも、間違った事は書いてない

誠から聞いた話しだと世界トップクラスのテニスプレイヤーだ

利き腕が違うが壊してしまったため今は普通の高校生

テニスプレイヤーと書いても何も言わなかった

藤「進学なのか、就職の選択肢をまさか不明と書くヤツは始めてだ」

『何も決めていないのは事実です。だから不明と書きました』

やっぱりこいつは怖い

生きてきた世界が違うのか

高校生なのに中身は大人レベル

俺がガキみてーだよ

藤「今度の進路調査は9月にある。それまでに決めておけよ」

『......わかりました』

藤「そんで、今日の用事はなんだ?」

俺はコーヒーを飲んだ

『テニス部からマネージャーを頼まれました』

藤「ブー!!」

俺は飲んでいたコーヒーを噴き出した

藤「な、ななな、なんでだ!」

『何を慌てて居るのですか?僕は1日マネージャーを受け持っただけです』

藤「い、1日、マネージャー」

『はい。今度どの日曜日にテニス部が交換試合をするので人でが欲しいと言われました』

藤「は、はあ」

『今日からマネージャーの仕事を練習しに行くのです。だから早く終わらせて欲しいと頼みました』

ああー、悪うござんした

藤「じゃあ、行くか」

『先生も行くですか?』

藤「ああ、そうだよ」

『わかりました』

俺が引き留めたと言っておかないとな

コイツは聞かれなければ何も言わない
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