第3章 大きな過去と小さな現実
?「フフフ、アハハハハ。さあどうする?人殺しさんよ?」
?「う、うるさい!」
少年は銃を投げ捨てた
ポケットからナイフを取り出し
大男に向かっていく
大男は軽く避け小さな少年をサッカーボールのように蹴り飛ばした
少年は強く洋館にぶつかったが、すぐに立ち大男に向かっていく
松「宮野、2人を打てるか?」
宮「ええ、この位置からなら何とか」
誠「打つんですか!少年も!!」
松「取りあえずはあの男の方だ」
誠は納得がいかない顔だった
宮野さんは署内1位射撃がうまい
宮「松さん、ポイント移動をしても」
松「確実に行けよ」
少年は何度か蹴り飛ばされたあと
立つ事も出来なくなっていた
それでも大男は少年を今度は缶蹴りを楽しむように蹴っていた
急に松坂さんが頷いた
松坂さんは隠れる事をやめ出て行った
松「ここは包囲されている!おとなしく捕まってもらおうか!!そうすれば命までは取らん!!!」
大男は止まった
だけど、急に大声を上げて笑い出した
......狂っている
?「なんだい?警察か??」
松「ああ、そうだ」
?「来るのが遅いんじゃないのか?」
松「何?」
?「ここの施設にいる人間は俺以外、コイツ1人がやったんだぞ。終わる直前に来やがって、全く。クックック......」
大男はまた笑い出した
大男は松坂さんに近づくと腹にパンチを入れた
いや、入れそうだった
大男の拳を捕まえていたのだ
?「!!」
松「どうしたこんなもんか?」
大男は後ろに下がったそしてグッタリしている少年に向かって叫んだ
?「おい!起きろ!!ファースト!!!」
ファーストと呼ばれた少年は起き上がらない
?「チッ、使えねえな!!」
大男は走って松坂さんに殴りかかったが
大男は宙を舞った
松坂さんが大男を投げたのだ
大男は受け身を取り損ね盛大に地面を接触する
大男はヘラヘラを笑って立った
だが、すぐに崩れてしまった
少年は先ほど捨てた拳銃を持ち大男の足首を狙って撃った
松「宮野!」
宮野さんの打った麻酔銃で大男は眠った
僕は少年に向かって走っり抱き起した
藤「おい!しっかりしろ!!おい!!!」
俺は呼びかけたがすでに意識がなかった
救護班がやせ細った少年の手当てに当たった
松「俺達は中を調べにいくぞ」