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古きパートナー

第3章 大きな過去と小さな現実


僕は取りあえず退院した

柳君からノートを借り写し終わっていた

僕はまだ学校にいる

誰もいない図書室の机で今日中に書き終わって返そうと思っている

僕はあの日の後

急いでやってくる都美子さんと誠さんに怒られてしまった

優真と一緒に

都美子さんと誠さんに迷惑を掛けてしまった

1番やっては行けない事をやってしまった

今でもかなり反省してる

少し良かったのは(?)右腕だった事だ

僕は左利きなのだ

ラケットを持つ腕以外は

バレないようにするため、でもあるかな

僕は反省しつつ柳君から借りた最後のノートに手を掛けた

最後は......数学か

数学のノートをペラペラとめくり目的の場所を探す

今回やったのは展開か

まあ、展開ならまだ大丈夫だ

今日はテストも返ってきた

僕は頭が良くなければ悪くもない

順位は毎回20番以上を下駄箱近くの掲示板にはるシステムがある

まあ、そこには載らないでしょう

載ってみたら載ったで......

冗談じゃないか

しかし......ん?

ノートが終わっている

前回はあまり進んでいないのか

1ページと半分しかなかった

書いていない所がないかチェックし

僕は自分のノートを閉じ鞄に入れた

ふと柳君の現在のページの下の方を見ると

明らかに僕に対する質問が書いてあった

〈お前は何者なんだ?〉

かなり直球である

何ものと言われても、ね

喧嘩の時の事を聞いているのか

それとも......

僕は回答を書いた

ものすごく正直に

僕は嘘をついていない






柳側

幸「今日は珍しく蓮二が笑っているね」

精市に言われるまで気づきもしなかったが

今日の俺は何かと嬉しい事があったらしい

真「何かいい事でもあったのか?」

柳「まあな、明日になればわかるさ」

仁「それまでは内緒なんか?」

仁王まで出てきた

テニスコートではジャッカルが審判をし

丸井と柳生が試合をしている

柳生「レーザービーム!」

丸「ゲッ!」

丸井側のコートに深々と入った

丸「おい、早すぎるんだよぃ」

柳生「まだまだ行きますよ」

仁「どこを見とるんじゃ」

仁王に言われて視線を精市達に戻した

柳「柳生達の試合を見ていたのだ」

俺は明日を楽しみにしようと思っていた
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