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古きパートナー

第19章 面倒


夏休みが俺達を襲ってくる

休みに入れば朝早くから夜遅くまで部活三昧じゃ

そんな事はどうでもええが

氷月と三輝の他にも1人だけマネを入れた

1年生の子じゃ

氷月は基本なんでもこなす事が出来るから

俺達レギュラー陣専属のマネじゃ

三輝は1年生に早く覚えさせるために他の部員を担当しておる

確か

『高橋蒔苗さんです。雅治君』

仁「お前さんの読心術は恐ろしいのう」

今年の新入生は双子がおった

それが高橋じゃ

妹の蒔苗がマネをしており、姉の...

『明奈さんです』

仁「お、おう...」

明奈がバスケ部におるって話じゃ

そんな今は休憩時間で皆は炎天下の元で休んでおる

まあ、俺もなんじゃがのう

氷月への被害はかなりのものじゃ

登下校は付けられ、毎回別の場所で撒いておる

教室内ではなんともなく、移動教室での視線は危ない

マネをしておる時でも時々襲われる

幸「そうだ、後で話があるんだけど。マネは全員集合ね」

『合宿のお話ですか?』

幸「俺の心まで読まないでくれるかな?氷月」

『わかりました』

氷月の読心術は半端ない

あの幸村でさえもバレてしまうのだから

幸「氷月の言った通り合宿が行われる、が」

柳「今回は青学、氷帝との合同合宿だ」

幸「それでね。夏休みに入った次の日から1週間なんだよね」

「「え?」」

真「そこで俺達の人数に対してマネの数が少ないので全員連れて行く事した」

丸「それはいいけどよ...」

ジャ「ああ」

柳生「氷月さんの体調の事を考えればこの時期は」

『大丈夫です。寧ろ、行かせてください。皆さんにご迷惑ではなければ』

切「氷月先輩...」

心の休まる時が少ない

土日祝日の休憩時間にも襲われとる

なんかこの合宿は嫌な予感かしないナリ

幸「氷月、何処へ行くときは俺に声を掛けてから行くんだ。いいね?」

『わかりました』

過保護すぎるかもしれんが

最初に言っておかないとな、氷月は単独行動が多い

ベットの中でも中々眠っておらん

氷月が言うには家もバレておる話じゃしな

『...と言う事らしいです』

南「わかったよ」

蒔「わかりました!先輩」

蒔苗は明るいヤツじゃ
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