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古きパートナー

第14章 冬休み


白川側

此処に来て1週間が過ぎた所で中級の上級が滑れるようになった

明日は上級の初級へ行こうかとスキー板の前で止まる

『......』

今日は久しぶりに持った重い太いスキー板1枚を持って外に出た






上風「あ、氷月がガチで滑る」

外に出てすぐに優真がこちらを見て言った

それと同時に皆の視線もこちらへ注がれる

片足を固定して前へと進む

『何か問題でも?』

上風「大有りなんだけど」

幸「そんなにすごいのかい?」

上風「俺、スノボーの氷月に勝った事がない」

柳生「そこまでですか」

柳「ハンデありでもか?」

『そうですね。5秒待機はやった事ありましたね』

上風「10秒待機はしてくれないの?」

『10秒ですか...、一度だけならいいですよ』

上風「よし!殺る気出た!」

ジャ「おい文字が...」

切「いや、そもそもレース事態ががががが」

丸「俺、天国行くかもな...」

昨日と同じコースを回るために少し遠いロープウェイに乗り込んだ






『あー、寒い...』

仁「今やる事はもっと寒いぜよ」

『わかっています』

寒いのに態勢が殆どないに近い僕は

誰よりも厚着をしているのにも関わらず寒い

このスキー場で2番目に大きい山の山頂付近

此処からあのホテルまで滑る

コースの途中に看板が設置されており

物覚えが悪い人でも分かりやすくなっている

分かれ道があったとしても一方は坂道になっているために

自然と下り坂へと導かれる

コースアウトしなければ10分くらいで下につけるだろう

『さて、コース確認のためにゆっくりと滑りましょう。周りの景色をよく見て降りて行ってください。先頭には優真が最後尾に僕が行くのでご安心を』

上風「よし!行こー」

テンションの高い優真を先頭に次々を降りていくのを見る

仁「ほれ、行くぜよ」

『わかりました』

もう片方の足をしっかりと固定して下り坂をゆっくりと下って行く

前には僕達の学校のカラー、黄色がいくつも並んでいるが

白色の中に黄色は流石に少しだけ見にくかった

選んだ帽子の色を間違えたかもと

今頃後悔してしている
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