• テキストサイズ

古きパートナー

第14章 冬休み


白川側

『寒い...』

「「ニャー...」」

今は優真の父親、誠さんが運転する車に乗って移動中

なのだが

助手席には都美子さんが座り

僕は3番目の後部座席に

僕の上では互いに互いの身を温めるように引っ付く子猫の姿

そして後部座席1には

上風「それ俺のー!!」

切「文句言うなよ」

仁「寝れんナリ」

後部座席2

柳「赤也がジャンケンで優真に負ける確率76%」

真「負けるなよ、赤也」

幸「フフ、楽しそうだね」

後部座席3

ジャ「平和だぜ」

柳生「前が騒がしいだけですよ」

と、誠さんがレンタカー(マイクロバス)を運転している

父「いやー、これだけいると睡魔に襲われなくて済むねー」

『だからしっかり寝てください』

父「次の日が楽しかったら寝れないだろ!」

『遠足前の子供ですか?』

父「俺は今年で36だ」

『そうですか』

事の発端は終業式に皆さんで優真の家に行った時






父「あれ?なんか多くない??」

昼で警察官の仕事を終えた誠さんが帰ってきた

母「あら、今日は早かったのね」

そう言っている間にも優真の部屋では戦争が起こっていた

父「おや、氷月じゃないか?俺が恋しくなったか?」

『別に』

父「即答かよ...」

母「フフフ、今日は優真の先輩であり氷月の友達が来ているのですよ」

『僕は今、避難しているだけです』

リビングのソファーに腰かけてストレートティーを楽しんでいる

上では

上風「赤也!」

切「うわっ!バレた!丸井先輩、パス!」

丸「俺によこすなよ!ジャッカル、パス!」

ジャ「俺にまで火の粉を蒔くんじゃねー!」

仁「ほれほれ、こっちじゃ優真」

上風「何をー!!」

柳生「さりげなく私に渡さないでください。あ、幸村君」

幸「優真、こっちだよ」

上風「アバババ...」

柳「精市に手が出せない確率92%」

真「お前ら、静かにせんかぁぁぁーー!!」

上の階は賑やかである

父「ははは、賑やかじゃないか!俺も混ざってこよう!」

誠さんはネクタイを緩めると階段を上がって行った

母「まだまだ子供ね」

『誠さんが心配ですね』

歳の差的に
/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp