• テキストサイズ

古きパートナー

第11章 赤


優真側

昼飯を食わずに病院に向かい

暇な、暇なっ!(←此処重要)

田中先生を呼び出して氷月のマンションに向かう

田「暇じゃないけど」

上風「休憩所で優雅にコーヒーを飲んでいる人に言われたくないです」

田「あれ?白川にも言われた覚えがなるな?」

上風「氷月なら言うな。絶対に」






仁「よ」

柳生「あ、お邪魔してます」

柳「こんにちは」

幸「優真も食べるかい?」

上風「あ、食べるー。じゃなくてっ!」

田「なんだこれ」

『学校の同級生です』

寝室からちょうど出てきた氷月の顔色は

まだまだ青かった

田「病人発見」

『なんですか、その言い方は?』

田「ほら、奥行け、奥奥」

『わかりました』

先生は氷月を連れて寝室へと入って行った

幸「食べるかい?」

上風「あ、その、いただきます」

幸村先輩の隣に座り目の前のうどんを食べる

上風「暖かい」

仁「じゃろ」

仁王先輩は台所で器具の水滴を拭きとっていた

上風「仁王先輩、今日はありがとうございます」

仁「構わんよ、俺も今日は暇だったしのう」

目の前には柳先輩、柳先輩の隣は柳生先輩であった

「「ニャー」」

上風「クロ、シロ」

足にすり寄ってくる子猫達

鞄からツナ缶を取り出して少し離れた場所に置くと

腹の空かせた子猫達はそちらに向かっていった

柳生「可愛いですね」

上風「俺よりも氷月に懐いているんだけどね」

2匹仲良く並んで食べている姿は愛くるしい






上風「ご馳走さまでした」

うどんは仁王先輩の家にあった物であり

汁は此処で柳生先輩のお手製だとか

洗い物を済ませると寝室から田中先生が出ていた

田「...まだ続くんか?」

上風「今晩には止むと」

田「なら、いいけどな。タイミングが悪いな」

テーブルで言う誕生日席に座れば仁王先輩がコーヒーを人数分淹れてくれた

仁王先輩も席についた

田「普段なら風邪なんて引かないのにな。それで結構手こずった」

上風「まあ、氷月の体は丈夫ですから」

幸「先生は彼女の担当医ですか?」

田「...まあ、な」
/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp