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古きパートナー

第2章 一度目の春


切原側

俺たちが走っていくと見慣れたやつがコートで打ち合っている

お、あれは

切「お、優真じゃん!おーい!」

昨日学校でトラブルを起こした優真の姿があった

と、あれは誰だ?

?「優真、友達ですか?」

上風「ああ、赤也だよ」

うーん。誰だ?コイツ?

丸「赤也、そいつが喧嘩を起こしたヤツか?」

上風「え?なんで知っているんですか?」

?「昨日、赤也から聞いたのでな」

こ、この声は......

俺は恐る恐る後ろを振り返った

振り返るのが遅く

真「赤也!丸井!待てと言っただろうが!」

鉄拳は来なかったものの叱られた

てか、そんなの聞いてないっッス

幸「どうやら先客がいたみたいだね」






幸村側

俺たちが着くと赤也は友達と会話をしているようだ

見たことのある顔だな

幸「赤也、そちらの人たちは?」

切「あー、俺の同級生ッス」

へー、同級生か

でも、テニス部では見たことないな

上風「あ、俺は上風優真です」

ん?その名前は聞いたことがあるぞ?

柳「上風は確かサッカー部だったはずだ。しかもかなりのポイントゲッターだと聞いている」

サッカー部の上風は聞いたことがある

なんでも、1試合で必ず1点を取る凄腕だとか

柳生「おや、お久しぶりですね上風君」

幸「柳生も知り合いかい?」

柳生「ええ、去年の委員会が一緒でした」

仁「お前さん、生徒会じゃなかったかのう?」

柳生「はい。ですが上風君は学級委員でしたので」

柳「なるほど、そこからの接点があった訳か」

なんて事を話しているが

あのフードを被った人は誰なんだろう






白川側

しかし、なんでここにいるんだ?

今頃は学校でテニスをしているのでは

まあ、いいか

とりあえずテニスをしている事がばれたら入部させられる

それだけは勘弁だ

日本に帰ってきてまでテニス三昧だと都美子さんたちがね

?「君は名前を教えてくるかな?」

上風「(どうしたんだよ早く言えよ)」

『(こっちでは出来るだけテニスをしたくないのだが)』

本名を言ってしまえば学校でもテニスに誘ってくる

どうしようかな
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