第9章 夏休み
時計を見ると
みんなが行って30分経った
そして帰ってきた
切「白川先輩は入らないんスか?」
丸「すっげぇー気持ちいぜぃ!」
『僕は遠慮します』
仁「泳げんのか?」
ジャ「あれだけ出来てか」
あれだけどはきっとあの事だろうな
喧嘩などの実績なのだろう
『僕、泳いだ事ないので』
全「「マジで!!」」
『はい』
参考書を見ながら言う
切「いやいやいや!体育の授業はどしていたんすか!?」
『中学では選択だったので、別のにしました』
丸「小学校は!?」
小学校
いじめられていたからな
プールには一度しか入った事がない
だけど、一瞬だけだ
プールに初めて入った時は
みんなから水をずっと掛けられて水泳なんて出来なかった
『ないと思います』
柳生「丸井君、彼女は小さい頃の記憶がないのですよ」
丸「ああ、そうだった。悪りぃ」
『いいです』
切「先輩、それ読んでいて楽しいんでスか?」
『はい、楽しいですよ』
切「俺、頭痛くなってきたッス」
丸「俺もだぜぃ」
ジャ「それが以外に読むもんないのか?」
僕は鞄を見渡して2冊の本を出した
『これと、これですね』
古典の参考書と化学の参考書
ジャ「ごめん、なんか、その」
柳生「これはこれは」
2人は引いている
柳「今度、いくつか参考書を借りたいがいいか?」
『はい、構いません』
柳「ありがとう」
家に参考書以外にあったかな
幸「でも、ここにずっと座っているのも退屈じゃないか?」
『皆さんを見ていても楽しいですよ』
切「なら、ビーチバレーしましょうよ!」
丸「それはいいな」
柳生「どうでしょうか?」
『まあ、それくらいなら』
切「いよっしゃ!」
丸「赤也、ビーチボール借りに行こうぜ!」
ジャ「ま、待てって」
3人は行ってしまった
柳「バレーは出来るのか?」
『やった事はありません』
真「意外と難しいぞ」
『真田君が言うのですから難しそうですね』
幸「チーム分けしないとね」
『では、僕は準備運動のためにそこら辺を歩いてきます』
僕は立ち上がって岩場の方に向かった
仁「行ってくるぜよ」
幸「ああ、頼んだよ」
聞こえていますよ
意外と耳はいいですからね