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古きパートナー

第9章 夏休み


白川側

切「海だーー!!」

丸「イヤッホーイ!!!」

ジャ「ちょ、待て2人とも!!」

来てしまった

海に

真夏の海は嫌いだ

主に目の関係で

砂浜からも反射するし、海からも

仁「全く、あの2人は」

柳生「ジャッカル君も大変ですね」

柳「準備体操をしていない確率、0%」

真「準備体操をしんか!!!」

幸「2人はしょうがないね」

幸村君以外はみんな準備体操をやっている

切「気持ちぃーー!!」

丸「最高だぜぃ!」

2人は入っているようだ

ジャ「すまん、止めれなかった」

ジャッカル君は申し訳なさそうに帰ってきた

みんなはもう海パン状態、入る気満々だ

仁「じゃあ、行ってくるぜよ」

仁王君は水鉄砲を持って行った

柳生「どこから持ってきたんでしょ?いってきますね」

柳生君も行った

真「では精市、任せたぞ」

柳「いってくる」

幸「フフ、楽しんできてね」

ジャ「行ってくる」

3人も行ってしまった

幸「白川さんは行かないのかな?」

『海は好きではないので』

幸「そうなんだ」

僕は下を向いて読書をしている

今日、持ってきたのは数学の参考書だ

見てて楽しい

ビーチパラソルの下でシートを広げて座っている

隣には幸村君が座っている

上は脱いでいない

『幸村君は行かないのですか?』

幸「俺はもう少ししたら行くよ」

『そうですか』

目の前が見えない

いくら目がましになったとは言え

まだ見えないのだ

幸「その眼鏡取ったらどうなるんだろうね?」

僕は反射的に幸村君を見た

『......何を言っているんですか?』

幸「そんなに身構えなくても大丈夫だよ。冗談だから」

僕にとってこの場で眼鏡を外せなんて死刑宣告ですよ

幸「合同練習の時からしているね」

『そうですね』

幸「その眼鏡には何か秘密でもあるのかな?」

『さあ、どうでしょうか?』

幸「他校に素顔を知られたくないとか?」

『そんな事では付けません』

幸「じゃあ、なんでだい?」

『......他の皆さんが疑念を抱いたら公表します。バラまかないでくださいね』

幸「フフ、先手を打たれたか。わかったよ」

僕は参考書に目を戻す

幸「じゃあ、俺も行ってくるよ」

『いってらっしゃい』

幸「荷物、お願いね」

『わかりました』
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