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古きパートナー

第9章 夏休み


白川側

日本は蒸し暑いな

アメリカと違って湿気があるから

余計に暑く感じる

父「さーて、どこかなー?」

空港には優真と都美子さんが迎えに来てくれている

上風「氷月ーー!!!!」

空港の入口から大きな声を出して走ってくる

抱きつくであろう優真の猛ダッシュを避ける

上風「な!なんで避けたし!」

『なんとなく』

父「母さんは?」

上風「マイカーの中」

父「よし、行こうか」

『はい』

上風「氷月、鞄持つよ」

『大丈夫ですよ、優真』

上風「いいから、いいから」

と、鞄を取られてしまった






母「おかえりさない。氷月、誠さん」

『ただいま』

父「ああ、ただいま」

都美子さんが運転席に座っており、助手席には誠さんが座る

僕と優真は後部座席に乗る

母「どうだった?楽しかったかしら?」

『はい、意外と楽しめました』

父「来年はどうする?」

『優真の部活に付き合うつもりなので行きません』

上風「別にいいのにー!そんな事よりも氷月のテニスが見たいーー!!」

『優真』

上風「ううー!わかったよ」

拗ねてしまった

車は高速道路を走っている

上風「この後、どうする?」

『マンションに戻り、夏休みの宿題をやるつもりです』

上風「1週間くらい、泊めてくんない?」

『はぁ、わかりました』

どうせ、夏休みの宿題がわからなくて手を付けていないのだろう

母「別居しているのに、ウフフ」

父「よーし!父さんが教えてやろうか?」

上風「父さんのはわかりにくんだ!」

父「そんな......」

母「誠さん、大人気ないわよ」

父「俺よりも氷月を取るのか!!」

上風「当たり前だ!!」

こんな調子でマンションについた

14時を廻った所だ

母「じゃあ、何かあったら連絡しねて」

『わかりました』

上風「氷月!明日からな!!」

『はい』

父「ゆっくり休めよー」

『はい』

そう言うと車は行ってしまった

では、自分も帰りましょうか
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