第9章 夏休み
白川側
フリーダムはさすがに攻略されてしまうし
飛び魚もやられた
残っている技はまだまだあるが
まあ、優真も見ている事ですし
見せてあげましょうか
僕はそのまま三日月を使う
相手は驚き声も上げない
さあ、まだまだ行きますよ
僕は光魔を使わない
最後の1発だけしか
まあ、いつでも使えるがね
ウ「なんで、今まで出てこなかったの?」
『こちらも都合がありますから』
ウ「世界を甘く見るな!」
さすがに怒らせてしまったか
そして、そのまま三日月でポイントを取る
5-1だ
さあ、ゲームオーバの時間です
ウ「あんた、楽しそだな」
『そうですか?』
ウ「口元が笑っているぞ」
『え?』
どうやら笑っているようだ
全く気づかなかった
『では、最後まで』
ウ「ここからでも巻き返すさ!」
『楽しみですね』
では、光魔を一発
サーブを上げた、そして思いっきり最高のタイミングで打つ!!
ウ「!!!!」
コートを切り裂く
ウ「あ、あんた......」
審判もコールが遅れる
15-0
『今までが本気ではない事はないです。温まったので』
ウ「お、面白いじゃなか!!」
『では』
もう一発、光魔!
そしてそのまま光魔で終了した
ゲームウォンバイマジシャン!6-1
なんともあっけない
これが世界レベルなのか
でも、楽しそうだ
いいかもしれないね
ウ「今日は完敗だったけど、次こそは」
『わかりました、それまで待っています』
ウ「生意気だな」
『そうですか?』
ウ「まあ、いいさ。じゃあな」
『ありがとうございました』
ウ「こっちもな」
良い人だった
レイン、僕は笑っていましたか?
僕がベンチに戻るとマスコミが来る
マスコミ1「今日の試合はどうでしたか?」
『楽しかったです』
マスコミ2「なぜ急に大きな大会にでようと?」
『僕の知り合いが出て欲しいと言ったので』
マスコミ3「これからも大きな大会にはでますか?」
『それはわかりません』
マスコミ4「なぜ本名で登録をしないのですか?」
『本名よりもマジシャンの方が気にいっているので』
マスコミ5「この後のご予定は?」
『とりあえず、家に帰ります』
誠さんが手招きしているので
マスコミをくぐり抜けて帰る