第9章 夏休み
仁王側
こうも毎日部活があると
夏休みなんて思わん
俺は暑さに弱いんじゃ
8月に入って少しが経つ
朝から夕方までテニス三昧
まあ、ええがのう
隣の住人はまだ帰って来ん
幸村は白川が急に消えた事で少し、な
俺の口からは言えん
幸「何が言えないのかな?」
仁「プリ」
幸「さあ、練習だ!」
俺は木陰から出てテニスコートに向かう
県大会では優勝し今度の全国大会に向けて練習
柳生「仁王君」
仁「なんじゃ、柳生」
柳生「お隣さんが居ないので寂しいのですか」
笑顔で聞くなし
仁「なんでじゃ?」
柳生「皆さんにはわからなくとも、パートナーとなれば」
仁「ほー......」
柳生「それで、お隣さんはいつ頃帰られると?」
仁「優真も知らんらしい」
柳生「そうですか」
フェンスの外を見ると参謀と幸村と真田が話をしている
幸「仁王!柳生!ジャッカル!丸井!」
俺達は呼ばれてすぐに行く
丸「どうしたんだよぃ?幸村」
幸「蓮二」
柳「ああ」
参謀はノートを開く
柳「皆はマジシャンについて知っているか?」
ジャ「マジシャンって、テニスのか?」
柳「ああ」
丸「それなら知っているよぃ!」
柳生「ええ、とてもすごい選手だとか」
仁「そんで、そやつがどうしたんじゃ?」
柳「明日の午後に生放送で試合をするそうだ」
全「「!!!」」
柳「それで、弦一郎の家で見ないかと精市から提案があったのだ」
丸「俺見る!!!!」
ジャ「俺も!」
柳生「私も見たいですね!」
仁「俺もじゃき!」
柳「時間は11時から始まる。決勝戦だ」
真「だが、何故急に大きな大会に出たのだろうか?」
幸「確かにね、今まで小さな大会が終わってもメディアから逃げていたのにね」
柳「それも今回でわかるかもしれないぞ」
柳生「優勝したらインタビューを強制に受けますからね」
丸「じゃあ、声も聞こえるのかよぃ!」
ジャ「なんて日なんだ」
仁「ラッキーじゃのう」
俺達がこんな事を話している
大体がマジシャンに憧れとるのだ
後で優真に知らせておくか
幸「じゃあ、話は終わりだ。練習再会!」
全「「イエッサー!!」」
(優真)
(明日マジシャンの試合だって!)
(そ、そうじゃな)
(??)