第8章 サイカイ
白川側
夕食は仁王君の部屋で3人で食べた
仁王君は料理が上手だ
中でも今日はあのオムレツが気に入った
食べ終わって風呂に入り
今は優真の勉強を見ている
今は理科をやっているようだ
上風「氷月ー。なんで高気圧だと晴れるんだー?」
地べたで寝転がって勉強をしている優真が聞いてくる
今回は天気が出るらしい
僕はベットの上で物理の参考書を読んでいた
『高気圧は、下降気流がおき周りの空気を外に追い出します。そのため、そこに雲は集まる事がなく晴れるということです』
上風「じゃあ、低気圧は反対なのか」
『そうです』
上風「よし、わかった」
僕は再び参考書を読む
今回は等加速度直線運動が重要だと先生も言っていたな
あと自由落下も
公式を全て覚えなおす必要がありそうだ
物理基礎のテストは4日目だから
そこまで焦らなくても大丈夫そうだ
フラグじゃないです
仁「楽しそうじゃな?」
扉の前では仁王君が立っていた
上風「え、なんでいんの!?」
仁「お前さんのを借りた」
仁王君の手には鍵が1つ
上風「え?」
優真はポケットを確認したが
上風「やられた」
どうやらなかったようだ
仁「俺の部屋に落ちとった」
仁王君は優真に鍵を投げた
仁「お前さんは驚かんのか?」
『お隣さんの扉の音と近くの扉の音が鳴ったので』
壁際に居るとよく聞こえるものだ
上風「先に言ってくれよーー!!」
『優真、勉強はよろしいのですか?』
上風「ぐぬぬ、やります!やりますから!!」
仁「賑やかじゃのう」
『仁王君もどうですか?一緒に』
仁「お、ええんか?」
上風「氷月殿、私目を高校生にしてください」
仁「と、言っとるぞ」
『普段から勉強をしないのが悪いのです』
上風「そ、そんなー」
仁「クックック」
夜中の10時のテンションじゃないよ
この後、3人で勉強をした
優真は途中でダウンしたようなので
僕は地べたで寝転がっている優真を持ち上げ
自分が普段使っているベットに寝かせた
よく寝ているようだ
僕は自分の部屋を後にした