• テキストサイズ

古きパートナー

第8章 サイカイ


『お邪魔します』

仁「ああ、こっちじゃ」

優真を先に行かせた

僕は制服から着替え筆記用具と参考書を持ち

お隣さんの所へ行った

柳「ここの英文は過去形だぞ」

切「え、現在何とか形じゃないんスか?」

上風「それを言うなら現在完了形じゃないのか?」

切「そう、それ」

柳生「これはどう見ても過去形ですよ」

丸「俺でもわかるぞぃ!」

ジャ「ここ、未来形だぞ」

丸「マジかよぃ」

切「丸井先輩だってわかってないじゃないスか!」

丸「赤也よりはわかるぞ!」

真「静かにせんか!!」

中では戦争が起きている

英語(?)の勉強じゃないのか

幸「やあ、ごめんね。急に呼び出したりして」

『いえ、大丈夫です』

幸「クス、心強いね」

仁「ここに座っときんしゃい」

『わかりました』

僕は幸村君の隣に座った

上風「氷月!これわからん!!」

僕の目の前まで体を乗り出している

『そちらに行きますから』

上風「おう!」

僕は優真の後ろに回った

いつも通りの数学の問題だ

『これはですね......』






6時になった

みんなは明日も来ると帰って行った

『優真は帰らないのですか?』

上風「今日、母さんも父さんも帰って来ないから氷月の所で寝泊まりしろだって」

『わかりました』

仁「なんじゃ、同居か?」

上風「1日だけです」

『では、布団の準備をしてきます』

僕は自分の部屋に戻った






上風側

本当は来週の金曜日にアメリカに行ってしまうのが寂しいなんて言えない

でも、多分バレていると思う

俺の隠し事がバレた事はない

いつも氷月だけには

仁「そんで、急に泊まりか?」

上風「え?」

仁「いや、勉強がわからんから泊まりで教えて貰うの思ってのう」

上風「そんな感じです」

仁「じゃあ、俺も教えてもらおうかのう」

上風「俺を高校生にしてください」

仁「そうきたか」

仁王先輩は苦笑した

大きな大会に出ると言っていたから

テレビ報道くらはされるだろう

早く見てみたいな

氷月のテニス

マジシャンのテニス

ボールを自在に操るテニスを

早く見たい
/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp