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古きパートナー

第8章 サイカイ


白川側

僕は見ない内に成長した優真を見て嬉しかった

だから、いじりたくなった

昔よく使っていた技の1つを披露した

優真は反則だー、と

言っている

マジシャンは回転を自由自在に操る事で名づけられた

これは誰にも真似が出来るような物ではないから

全く一緒のフォームで打ち返しているのに

跳ねるボールの軌道はバラバラである

僕は、これに名づけるなら

『フリーダム』

上風「フリーダム......」

『これが一応、技の名前です』

上風「絶対に打ち返してやる!」

優真の目が輝き出した

興味が湧き、さらには

打ち返したくなったのだ

簡単には打ち返させない

これは、世界でも最初の方にだけだが

通用するのだ

『では、頑張ってください』

上風「おう!」

本当に楽しそうにやっている

羨ましいですね





仁王側

切「フ、フリー、ダム?」

柳生「自由と言う意味ですよ。赤也君」

仁「英語はからっきしだったけのう?」

幸「今度、教えてあげようか?赤点回避のために」

柳「そうだな」

切「すいませんでした」

幸「自由に跳ねるボールなんて、厄介だね」

柳「ああ。しかも、本人は自由自在に打っているようだ」

柳生「打ち返せるはずの普通のボールが、跳ねると不可能に変わりますからね」

仁「本人だけがわかるんじゃなしな」

性格が悪いぜよ

俺が言えた事ではないが

その後も

30-40

そして

ゲームセット

結局優真は掠りもしんかったまま終わった

上風「あれ反則だって!!」

『そうですか?』

上風と影夜は一緒に戻ってくる

柳生「お疲れ様です」

仁「お疲れさん」

俺と柳生は2人にドリンクとタオルを渡した

『ありがとうございます』

上風「ありがとうございます!」

影夜の方は全く汗を掻いておらん

なんちゅーやっちゃ、お前さんは

幸「あれはどこで習得したんだい?」

『自己流です』

柳「自分から編み出したのか」

『はい』

切「はい!はい!はい!!俺、試合してみたいッス!!」

『今日はこの後用事があるので、また今度でいいですか?』

切「ウィッス!」

赤也はかなり興味を持ってるみたいじゃな
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