第7章 連続の厄日
柔道部に勧誘させられた
だけど、僕が断るよりも早く
幸「ごめんね。今日からテニス部のマネージャーをやるんだ」
部員1「男がマネージャーだと!!」
部員2「その根性、叩きなおしてやる!!」
部員1「こっちだ!来い!!」
なんだかんだで柔道部が使っている道場に来てしまった
仁「厄日決定じゃな」
『厄日のレベルじゃないんですけど』
幸「頑張ってね、応援しているよ」
柳生「そう言う問題でしょうか?」
真「始まったのであれば手は出せんからな」
柳「良いデータが取れそうだ」
僕は鞄を預けて畳の上に立った
部員1「行くぞ!!」
始まってしまった
面倒事はごめんなんだけど
部員1「わざと負けたら許さんぞーー!!!」
マジですか
じゃあ、投げましょうか
これ以上ここに付き合っているのは
時間がもったいない
それに、柔道のルール知らないし
とりあえず、投げればいいのかな
相手はものすごい力で服を引っ張る
僕は足に力を入れ相手の腕を取る
そしてそのまま
ドンッ!!
部員1「ぐはっ!」
やりすぎたかな?
部員「「おおーーー!!!」」
そこまで驚くんかい
『では、僕は部活にいk......』
?「俺が相手だ」
ゴツイのが出てきた
柳「柔道部の部長だ」
仁「おーおー、マジかよ」
『それで』
部長「部員になれとは言わん。ただ、相手をしてくれないだろうか?」
『それで、終わるのなら』
部長「いいだろう。約束しよう』
僕は構えた左足を下げて腰を低くする
右手は前に、左手は後ろ
柔道の構え方じゃない?
だから知らないって
部長「いざっ!!」
部長さんはすごい勢いで僕の胸倉を
掴もうとした手を避けるのではなく、右手で弾く
部長「何っ!」
部長さんはそのまま後ろに体制が崩れたので
そのまま右足を後ろに回し、左腕を両手でしっかりと持ち
そのまま地面に叩きつけた
『ふぅ......』
僕は部長さんから手を離し
扉付近に立っているテニス部の所へ行く
仁「ますます、敵に回したくないな」
真「ウ、ウム」
柳「良いデータが取れた」
幸「すごいね」
柳生「これはこれは」
僕は、鞄を持つとそのまま更衣室に向かった
はいはい、部活部活