第5章 トラウマ
仁王側
どこに行ったじゃ?
家の中は探したが
何処にもおらん
家の外には出ていない
初めに玄関に行ったが
靴はあった
だから家の何処かに
俺はまだ探していない縁側に向かった
おった
雨上がりで冷え込んでおるのに
仁「優真は何も悪くなか。悪いのは俺達じゃき」
『優真は悪くないのはわかっています。だけど、聞きたくなかったので』
またじゃ
また辛そうな顔をしておる
さっきの話が原因なのか
記憶がない事への恐怖なのか
『僕が、殺してしまったんだ』
仁「!!」
小さい声で呟いたようじゃが
俺にはハッキリと聞こえていた
仁「白川!どういう...」
幸「あ、ここに居たんだね」
幸村が俺の後ろに立っておった
幸「皆がご飯にするって、行こう」
仁「あ、ああ」
『わかりました』
また聞きそびれたか
俺達は夕飯に向かった
白川側
切「うんっめー!!」
丸「最高だぜぃ!」
切原君と丸井君は美味しそうに食べている
柳生「これは美味しいです」
真「ジャッカル、どこで習ったんだ?」
ジャ「日本食を教えてほしいと頼んだら同級生から教えてもらったんだ」
柳「フム、ジャッカル、今度教えようか?」
ジャ「マジでか」
柳「ああ」
柳生君、真田君、ジャッカル君、柳君は料理の話しをしている
ジョシリョクタカーイ
仁「昔の白川はどんな感じだったんじゃ?」
幸「俺も聞きたいな」
上風「うーん、とりあえずは表情あったよ。昔は」
全「「「何っ!?」」」
そこまで驚く事かい
切「じゃ、じゃあ、笑ってたんか?」
上風「うん、笑うの少なかったけどな」
丸「マジかよぃ」
ジャ「すまん、想像出来ねー」
柳生「確かに今の様子から見れば想像は出来ませんね」
真「ウム」
柳「昔とは記憶がなくなる前の事か?」
上風「うーん、そこら辺はよく覚えてないです」
仁「ほー」
幸「ねえ、笑ってみてよ(黒笑)」
『笑えと言われて簡単に出来ません』
出来たら無表情じゃないやい
僕達は楽しい(?)夕飯を終えた
(うp主は笑うんか?)
(うーん、出先は笑う事は少ないかな?)
(そうなんか)
(なんですか仁王くん?)
(なんもなか)