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【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第14章 媚薬


~カエデの部屋~

「それで?ののちゃん、何があったの?」

いつもと同じように机にお菓子を広げてそれをつまみながら私に問いかけた。

「…えっとね―――」

私はカエデにいつ頃からカルマくんと付き合い始めたのか、なぜカエデにそのことをすぐに言わなかったのか、カルマくんに話したこと、…カルマくんとシたこと…を話した。

カエデは相槌を打ちながら、たまに質問も交えながらしっかりと私の話を聞いてくれた。


「へぇ…さすがはカルマくんって感じだね~」

カエデは少し呆れたような顔をして言った。

「え?なにが?」

「やることが早いな…とw」

カエデは顔を背け、クスッと笑うようにつぶやいた。

「///」

私はカエデの言っていることを把握し、顔を真っ赤に染めた。

「っぷw」

「な、なに!///」

「確かにこんなののちゃん見たらカルマくん、理性抑えられないかもねw」

くすくす笑いながら幸せそうに笑うカエデの姿を見て、私はなぜか怒る気にはなれなかった。

「ねぇののちゃん」

カエデは優しい笑みを浮かべ、こちらを向いた。

「これからもこういうことは相談してね」

「・・・うん」

私は胸の中で温かいものが広がっていくのを感じた。

「あ、そういえばさ」

「ん?」

私は今朝カルマくんにも話したことをカエデにも話した。

「そっか、頑張ってね!」

「うん!」

私はふとカエデの勉強机が目に入った。

「あれ?」

私は立ち上がり、机へと向かう。

「これ…」

「!!!」

私は机に置いてあった写真を手に取った。

そこにはカエデに似た少女と綺麗なショートカットの女性がピースをしていた。

「やめて!触らないで!!」

カエデはすごい勢いで私のもとへと駆け出し、写真を奪い取った。

「え…あ…ご、ごめん…」

私はその場に立ち尽くしてしまい、何が起こったのか把握できていなかった。

カエデはハッと我に返ったように頭をあげた。

「ご、ごめんね…大切なものなの…」

「そ、そっか…勝手に取っちゃってごめん…」

私は思わずカエデから1歩引いてしまう。

「ごめんね…もうそろそろ帰ったら?絵も描かなきゃだし…」

「あ、うん」

私は言われた通り、荷物をまとめて鞄を肩にかけた。

「じゃ、じゃあまた明日」

そう言って私はカエデの家を後にした。
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