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【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第15章 集会


「ハァ…ハァ…ついたぁ!」

「あぁあああ…つかれた…」

本校舎にようやく着くとみんなくたくたで地面に寝転がっている人も少なくなった。

「…間に合ったな…」

「なんとなかぁ…」

学級委員長の磯貝君はこんな時でもきっちりしててアホ毛が今日もきれいになびいている。

「ほらみんな!急いで整列しようぜ!」

「「はぁ…い…」」

みんな息切れながらも返事をし、体育館へと向かった。

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ここでも周りの視線はとても痛々しい。

とてもつらい。

私たちはこうして月に1度ある全校集会は毎回私たちE組を苦しめる。

「…っち」

周りの笑い声や冷やかしの声に思わず舌打ちが出る。


カルマくんはサボりでここにはいない。

そのことだけが救いだった。

こんな状況だったら1人ぐらいはカルマくんに喧嘩を吹っ掛けるバカもいるだろう。

確実にカルマくんは喧嘩を買うだろう。

そんなことになったらカルマくんはまた停学になる破目になるかもしれない。


「…はぁ…」

早くこの時間が終わってほしいと常々思う。

みんな自分に自信を無くしたように暗く、下を向いている。

でも、その嫌な雰囲気は先生たちにより一気に変わった。

烏間先生はそのカッコよさから視線を集め、中村さんと倉橋さんのナイフケースのデコに注意をしたりしてみんなを和ませた。

ビッチ先生はその美貌とスタイルで周りの(主に男子)視線を集め、渚くんにちょっかいを出し烏間先生に怒られみんなを笑わせてくれた。

そして殺せんせーが来たことにより、より場は和やかになった。

殺せんせーはこっそりと来て(変装して)ビッチ先生にナイフで刺されそうになったりとE組で日常的に起こっている光景が見られた。

それによりみんなはくすくすと笑い、周りも冷やかしたりなどはしなかった。

ただ、嫌悪の目線がひどかった。
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