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マギ~R18~・・・?

第1章 ずっと待つ・・・いつまでも【アリババ】



回想シーン






「あれは・・・」




いくつかの大きな積み荷を乗せた馬車が、目の前を通りすぎる





そのとき、アリババは微かに聞こえた小さな鳴き声を聞き逃さなかった





「奴隷商人か・・・!!」







食物と課して、人を乗せるのは少なからずある




















「アモン!!」





『ギャァアアアアアアッッ』






酒臭いおっさん等を蹴散らし、積み荷にかけられた布をあげる






「ひっ」





中に、あの奴隷商人らが確かめに来たのかと思ったのか、一人の女の子が怯えて声をあげる






「大丈夫か?」





中全体を見渡すと、一人、とても呆けた顔をしているのに、アラジンのようにすんだ瞳をした女の子を見つけた







見入ったのは、そのせいだろう







「誰?」







少女は、掠れた声で俺に聞いた








水を飲んでいないのか、ちょっと細い・・・でも喋れるだけの元気はある








「俺の名はアリババ・サルージャだ。お前ら、ひどい怪我はしてねぇか?」







彼女は、俺を味方と認識したのか、安心したように瞼を閉じて倒れ込むー






「っぶねっ!」







ギリギリのところで支えたが、ちょっと手がジンジンした









「よし!お前らー」





アリババは辺りの子供を見渡した






「もうちょっとしたら、家に帰れるぞ!」
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