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マギ~R18~・・・?

第1章 ずっと待つ・・・いつまでも【アリババ】




・・・しばらく時間が経った



「・・・すまねぇ・・・女の子にこんなことしてもらうようじゃ、またカシムにヘタレって言われちゃうな・・・」






「カシム?」




聞き覚えの無い名前に首をかしげる



「っ・・・え~っと、俺の親友。家族だ」




「おお~」




恐らく血はつながっていないのだろう




だけど、嬉しそうに家族と言うアリババのはにかんだ笑顔に、私の胸は、押し潰されそうなくらい苦しくなる









この感情は知っている・・・












「じゃあ、お前も故郷で元気にやれよ!」




そう言って立ち上がり、去りかけたアリババの服を反射的に掴んでしまう






「ど、どし、た・・・?」






アリババが戸惑ったように私を見る






「え、えと・・・」






気持ちの正体が分かったからには、離れてしまう前に伝えたい・・・



でも、会ったばかりだし、そういうのはやっぱりおこでがましい、かな・・・







「私も、霧の団にいちゃダメですか?」





オーケーしてもらえるように、できるだけ可愛く、上目遣いをする







「だ、だめだ!」





アリババは、急な申し出に対し、慌てつつもきっぱりと断る






「だいたい、何でそんなこと・・・」







私には、帰る家がある










大事な家族もいる









今できたこの関係も壊したくは、ない・・・けど!!































「っ・・・好き、だからです」













「えっ・・・」






アリババは驚きで目を見開く









「こんな短時間でも、私はアリババさんを好きになってしまったんです!!!一緒に居たいんです!!だからーんっ」











私の必死な訴えは、彼の唇によって塞がれていた









「アリ、ババさん・・・?」





「わりぃ・・・」





そう言った彼の顔は、それはもう、本当に真っ赤で・・・







「なんで、そんなこと言うんだよ・・・」









「え・・・」







うつむきざまに彼が低く言った言葉に、私は少なからずショックを受けた
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