第2章 独占【ジュダル】
あーだりぃ・・・
紅覇とか、俺がめんどくせぇ話嫌いなの知ってるくせに化粧だのなんだの話してくるし・・・
やっぱ、こういうときはエインが近くにいた方が楽だ
俺の考えてること、ほとんど当てて、気を使ってくれる・・・
昨日のこともあって、大変なのに練習にくるとかいう生真面目さも、すっげぇ・・・尊敬?する
・・・エインまだかぁ?
ふと、練習場を見る
すると、あいつはまだそこにいた
でも、一人で素振りしてた訳ではなく、背的に男と思われる人物と二人で話し込んでた
あれは・・・紅覇か?
ちょっとイラッとする
昨日俺に好きとか言っておきながら、他の男と二人でいるんじゃねぇよ・・・
前にエインから、紅覇が可愛いと聞いたことがあった気がする
紅覇も割とエインを気に入ってるっぽいし・・・
あ、やべぇ・・・イライラしてきた
紅覇との会話を邪魔してやろうと浮かびかけたとたん、二人の会話は終わったらしく、無事別れてエインはこっちの部屋の方に歩き始めた
そうだ・・・そのまま誰にも捕まるなよ・・・
あ・・・ちっ
今度は紅玉かよ・・・
あ?なんか二人でどっか向かい始めた
くそ!エインのやつ・・・俺が言ったこと覚えてんのかよ!!
こっち来いよ!
あっそうかよ!
お前が来ないなら俺がいってやるよ!!
・・・めんどくせぇけど、お前を早く抱きてぇ・・・