• テキストサイズ

好きって言葉は特別な言葉

第1章 突然な出会い


『そっち手伝えなくてごめんね!のクッキー、楽しみにしてる❤︎』

クッキーが焼き上がるのを待っていると、親友の千佳(ちか)からメールが届いた。

千佳は同じ家庭科部のメンバーであり、生徒会役員も務めている。

それも、二年生なのに副会長だ。

今日だって、新入生歓迎会で生徒会長と一緒にステージに立つことになっている。

明るくて、優しくて、自分の意見をはっきり言える千佳。

ぶっちゃけ地味で人見知りな私とは、住む世界が違うタイプだと思う。

それでもこんなに仲良くなれたのは、彼女が毎日根気強く声をかけてくれたから。

『全然気にしないで。千佳こそ司会頑張って!あと、クッキーは新入生用だからね?』
/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp