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青城マネちゃんはプリンセッターの双子の妹でした。

第3章 青葉城西バレーボール部





「何かすまないな、騒がしくなってしまって…」
「ビクッ) あ、いえ、大丈夫です…。」
ここのバレー部の監督である入畑監督に謝罪をされて、了承の意を示す。話を聞いてみると、及川さんは中学時代ベストセッター賞をとり、今は三年で主将であった。途中二人を止めてくれた岩泉さんはチームのエースであった。
「…確か、あの二人で、阿吽の呼吸……」
「おぉ、そうだ。昔バレーをやっていたのか?それなら女子バレー部に入ったらどうだ?」
「………確かに昔、やってました、少し。けどその、今はやってないので…」
さすがに女の人たちが怖いから、なんて言えない。正直人生の中で関わってきたのはお母さん以外全員男の人だ。まだ男子のほうが慣れている、ということだ。
入畑監督は深く触れることもなく、片まゆをあげて「そうか?」と答えた。
そう答えた監督に安心して、コーチである溝口さんに指導を受けている部員たちを見てみる。
チーム全体長身の選手が集まっていて、守備、攻撃力ともに安定していた。ただちょっとパワーが劣ってるかな、全国レベルで考えるとの話だけど。テクニック面が凄い人達も多いし、県内でも結構レベルが高いだろう。特に及川さんのサーブを見てみると自由自在…とまではいかないがなかなかコントロール力がある。これでレシーブ苦手な人を狙って点をいれてるのだろうか、及川さんらしいやり方だな…。それに青城のチームをちゃんと理解した上でトスをあげている。相当な能力だ。岩泉さんは青城内で結構目立つパワーがある人で、阿吽の呼吸と言われるだけいきがとことん合っている。…あ、昨日見かけた男子だ。さっきから国見ぼげーって言われてる。国見っていうのか。国見は「おい、孤爪。」のんびりしたタイプ…?というよりやる気がない?あ、もしかしたら体力温存のためとか?それなら納得だな。試合の終盤になってもちゃんと動ける。頭いいんだな…。あ、最後謝ってくれたあの男子だ。テクニックとか「…孤爪?」はないけど体力はある。身長の高さを生かしてブロック方面で役に立つかも。あとスピードをつけたらもっと凄いことになりそう。…あ、金田一っていう「孤爪!!!!」

「はっ、はい。」
しまった。ついのめり込んで見てしまっていた。
声の方を見ると指導していた溝口さんがこちらを見て言っていた。
「体験入部期間は五時までだぞ。あと国見と金田一もな。」
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