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青城マネちゃんはプリンセッターの双子の妹でした。

第3章 青葉城西バレーボール部


「あ、そうだったっけ。じゃあまたよろしくお願いします!及川さん、岩泉さんっ!!」
金田一がガバッと二人に向かって頭を下げる。真面目だなー…。
「…俺も。よろしくお願いします。」
と国見も頭を下げる。
「うん、ばいばーいっ」
それに対して及川さんはなんか軽い。
「気ィつけて帰れよ。またよろしくな。」

「はいっす!」「うす」

二人が返事を返すのを確認すると、及川さんがいきなりこちらを見てくる。驚いて目を逸らしてしまう。
「どーしたの、そんな目逸らさなくたっていいじゃーん」
「…他人と、目を合わせるの、苦手………」
不思議そうに首を傾けた及川さんだったが、「まぁ別にいいや!」と笑い、言った。

「確か夜影ちゃん、マネージャーになってくれるんだよね!」

「……えっ」

なぜ。なんで勝手に話決められてるの。嘘だと気づかない岩泉さんが関心したように言う。
「マジか。じゃあお前ともよろしくしなきゃなんねーな。」
ついでに国見と金田一もこちらを向いて呟く。
「ふーん…ってあ。前ぶつかったちっせえやつ」
「ちっせえってお前な…。じゃあよろしくな。俺金田一勇太郎って言う。こっちのは国見な。国見英。」
「…練習見てたらわかる。けど、ありがとう…………じゃないよ。私入部届出してな」
「おう、その心配はねーぞ!」
声の方を見るとマッキーさん…本名花巻さんがドヤ顔で入部届の紙をヒラつかせていた。
その紙にはもうすでに私の名前が書かれている。なんか怖くなってきた。これはもう…
「……入るしかないか…………」
「? なんか言った?」
国見が顔を覗き込んでくるが「うぅん。」と首を横に振る。
そしてため息を一つ。
なんでこんなことになったんだろう。最初はバレー部なんて行ってたまるかなんて思ってたのに。まぁ確かにバレーは嫌いじゃない。けど特別好きってわけじゃないし自分からそのバレー部に入る気は起きない。先輩の上下関係とか過去お兄ちゃんが経験してる。けどまたなんでここの………


……そんなことで考え込んだって答えなんて出る筈がない。
息を吸い込み、相変わらず顔を見れないまま私は、
「…………よろしくおねがいします…。」
…と言って、観念した。
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