第9章 トラブルゲーム
最後の方が少し気が抜けてるように見えるがそれはクロがどれだけ本気なのかを表している。なんかちょっと怖いな…。
「…って、あれ?」
「? おーい孤爪?帰らねーの?」
横から金田一が覗いてくる…が今回は無視する。悪気はないのだが。
一気に受信メール画面から戻って電話帳アプリを開きクロのケータイ電話番号に電話をかける。この間およそ0.5秒(国見談)
電話の音を聞いている私の後ろでは何やら二人がこそこそ話してる。
「えっ、どうしたんだろ、彼氏か?」
「え?いるんだ孤爪……」
クロが彼氏?そんなわけないでしょといいたいがちょうどクロが電話に出た。
『おー!どうした夜影!!
元気k((「クロ確か音駒だったよね!!!!!???」
おっ?あ、おう!それがどうした?』
こんな大きい声出したの久しぶりだ。後ろの二人も視界の端で肩を震わす。けど今は正直そんなのどうでもいい。
「いや……練習試合さ、音駒とやるって…」
『あーそれかー。それなら研磨が前メール送ったって言ってたけど?』
「あ、そうだっけ……。ごめんそれだけ。研磨にもまぁよろしくって言っといて。」
『んーわかった。んじゃまたな!』
「うん、またね。」
ガチャッ ッツー、ッツー…
「……はぁ、焦ったぁ…………」
電話を切って一つ大きなため息をつく。するとさっきまで後ろで呆然としていた金田一がおろおろと私に話しかける。
「えっ……孤爪?さっきどっから声出してたんだ………??」
「え、喉…?」
「そんなの当たり前だろ!!!!!!!!!」
そんなに驚いたのか。金田一の後ろを見るとあの国見ですらポカンとしている。
「…いや、まじでさっきの驚いたわ………俺達にはそんな声出さないのに」
「……そりゃ、何年か一緒にいた幼なじみだし…………」
「…ふーん」
国見はなぜか気に入らないような返事をした。そして私の手首をガッシリ掴んで帰路に向かう。
「…帰ろ」
それを見た金田一が慌てて後をおう。
「えっ!?おい待てよ!!!」
*
「へー…じゃあその黒尾って人が主将なんだ。なんか怖そうだな……」
なぜ音駒と聞いてあんなに焦ったのか早速聞かれたので訳を話すとさっそく怖がられてる。