第1章 いいこと、わるいこと。
それから、最近あった出来事やいろんな話をした。
楽しくて、俺はいずみさんが買ってきてくれたビール3本目に突入。
でも、その前から飲んでたから
飲みすぎかも。
久々に、こんなに飲んでしまった。
「トイレいってくるー」
やっぱりビールを飲むと、トイレが近くなる。
トイレに入ると、一瞬フラついた。視界がボヤける~。
リビングで、カチッと音がした。
あ、そういえばいずみさん。タバコ吸うもんなぁと思い出す
トイレを出て手を洗い、台所の下から灰皿を取りだす
「どうぞ」
「ありがとう~。つい、話が楽しくてタバコ吸うのも忘れちゃった」
とろーんと笑ういずみさん。
そのかわいい顔とは裏腹に、長くて綺麗なネイルと、真っ白で柔らかそうな手、セクシーな唇、タバコに付いてるリップグロスが、妙に色っぽい。
やっぱ、二つ年上でも、だいぶ遠くに感じて、俺が少し子供に見えた
「俺顔洗ってくる」
「いってらっしゃーい」
まだお酒は何本か残っている。
俺は久々いずみさんに会えて嬉しいし、飲み終わるまで付き合うつもり。