第1章 いいこと、わるいこと。
バシャバシャと、冷水を浴びる。
少し眠気が襲ってきたから、顔を洗ったけど。
本当は、寝室でナニかある事を俺は密かに望んでいた。
スッキリしようと、歯も磨く。
それにしても、いずみさんはやっぱりお酒が強いなぁ。
お仕事で酒飲んで、終わってからも飲んで。
缶ビールだけで6本は飲んでるぞ…。コンビニの前で飲んでたのいれたら、7本。
恐るべし!
リビングからは、テレビの音が聞こえている。
さっきまで聞こえてた、いずみさんがおつまみを食べながら、ふはははーっと、笑う声は聞こえなくなった。
リビングに戻る。
「あれ、いずみさん?」
いずみさんは、ソファーの上で横になっていた
「玉森くん~、あたし…、飲み過ぎちゃったわー!」
赤く火照ってるいずみさんの頬が色っぽかった。
「大丈夫?気分悪くない?」
「ううん、平気。コンビニで水も買ってきたんだよ、えらいでしょ。」
ゆっくり起き上がって、ミネラルウォーターをガブガブ飲んでいた
「ううう~。お腹きつい〜。玉森くんも飲む?」
「俺は大丈夫だよ」
いずみさんは、またソファーで横になった。
理性を必死に保とうと、テレビに目を向けて、ビールを飲み干した。
おつまみをちまちま食べてると、いずみさんの寝息が、また…。
いずみさん、寝ちゃった。。
寒いだろうと思い、寝室の毛布を持ってきて掛けてあげた。