第1章 XOXO…
しばらく走るとお洒落なイタリアンの
お店についた。
『乾杯』
「乾杯」
ワイングラスを静かにカチンと鳴らす
『ところでさ、ののかちゃんて
お酒強いの?』
「はい。ん?どーですかね?
弱くはないと思います。
太ちゃんは強いんですか?
あ、太輔さんは強いんですか?」
『ふふ。いつも俺のこと太ちゃんて
呼んでくれてるんだ?てかさ、
さっきから思ってたんだけど
ののかちゃんの方が年上なんだから
敬語とか使わないでよ。
今日は1日一緒なわけだし
距離感じちゃわない?
あと俺も弱くはないと思うよ。
だから、もし、ののかちゃんが
酔っ払っても大丈夫。』
「じゃ、遠慮なく敬語なしで///
ってなんか、逆に緊張するかも///」
『なんでだよ?(笑)リラックスして(笑)』
「だってー///太ちゃんが目の前に
いるんだもん///夢みたい///あれ?
もしかしてドッキリとかじゃないよね?
あ、のん、一般人だからドッキリとか
する意味ないか///」
『ぶはっ。もうだめ(笑)なんかさー、
ののかちゃんて礼儀とかもしっかりしてて
凄いなーって思うけど、ちょっと
天然ってゆーか、おっとりしてるんだね。
ギャップってゆーかさ。ツボだわ(笑)
それに自分のこと、のんって言ってるの?
まじ、めっちゃ可愛いんだけど///』