第1章 XOXO…
「説明は以上です。ののかさん
今日はよろしくお願いします。 」
優しそうなマネージャーさんに言われ慌てて
ののかも背筋を伸ばして
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
と、返事をした
それを横で見ていた太輔はクスッと笑っていた
撮影が始まりカップルっぽい1日という
企画のテーマ通り太ちゃんが
リードしてくれて7時までリビングで
まったりお喋りして過ごした
7時になって太ちゃんの運転で
お店に向かった
私が太ちゃんの運転姿に見とれていると
『ののかちゃん見すぎ///』
と、照れながら笑われた
「あ、ごめんなさい///
貴重な姿だなと思って///」
『ははっ、まーね。もう少しで着くよ。
ののかちゃんの好きなイタリアン。
楽しみだね。』
「はい!!さっき聞いたときから
ずっと楽しみでした!!」
『あー。今の笑顔反則ー。
ちょっとキュンってしただろー。』
と言いながら私を見て笑った