第1章 XOXO…
のんの、お願いを聞いて
ビックリする太ちゃん
『え?そんなんでいいの?』
「うん!!お願いできる?」
『そりゃ全然、俺はいいけど。
のんは本当にそれでいいの?』
「ん?いいよ?絶対喜ぶと思うから。」
のんの、お願いは親友の梨花に
電話をして喋ってほしいってことだった
(てっきり写真撮りたいとか
そっち系だと思ったのにな。まあ、
こんなときまで友達のこと思ってあげるって
のんらしいってゆーか。
そこが、のんの良いとこだよな。)
のんの携帯でかけて太ちゃんに代わって
少し話して電話を切った
「太ちゃん、ありがとう。梨花も
太ちゃんのファンだから喜んでたし
よかったー!!」
太ちゃんを見ながら
ニコニコ嬉しそうに笑う、のん
『のん、まじでいい子だな。
それと、やっぱその笑顔は反則だわ///』
と、のんの頭をポンポンしながら言った
照れながら太ちゃんを見上げると
『のん、ご褒美。』
と言いながら、おでこに軽くキスをした