第1章 XOXO…
「と、言うことで、ののかちゃん
いいですか?」
突然話を振られた私は咄嗟に
「あ、はい。大丈夫です。」
と、答えてしまった
(大丈夫ですとか言っちゃった。どーしよ。
そりゃ太ちゃんと二人きりとか嬉しいけど
好きすぎて変に意識しちゃうよ…)
マネージャーさんは帰る準備をして
玄関に向かった
私と太ちゃんも見送るために後を追う
「じゃあ太輔、また明日の朝電話するから。
さっさと寝ろよ。分かってると思うけど
ののかちゃんに変なことするなよ?」
『は?分かってるよ。じゃーな。』
マネージャーさんは急いで帰って行った
『のん、なんかごめんな。バタバタして。』
「え?あ、仕方ないよ。うん…」
(だめだ。緊張して目見れない。)
『のん?大丈夫?のんも疲れただろうし
早く風呂入って休んだほうがいいよ?
俺はもう部屋に行くから。また明日。
のん、おやすみ。』
頭をポンポンとされて見上げると
ニコッと笑って部屋に入って行った